認定支援機関とは何か:成長加速化補助金での役割
認定支援機関(正式名称:経営革新等支援機関)とは、中小企業支援に関する専門知識・実務経験を有する機関として国(経済産業省・中小企業庁)が認定した専門家・機関です。
成長加速化補助金では、事業計画書の確認と連署が認定支援機関の役割です。単なる「書類へのハンコ押し」ではなく、事業計画の妥当性・財務計画の根拠・実現可能性について責任を持って確認する立場です。
認定支援機関が行うこと
・事業計画書の内容確認(経営力・波及効果・実現可能性の3柱)
・財務計画の妥当性チェック(売上予測の根拠、資金繰り等)
・申請書類の確認・連署(「確認書」への記名捺印)
・申請後のフォローアップ(プレゼン準備支援など)
認定支援機関の種類と特徴
認定支援機関は全国に約4万機関あります。補助上限5億円の大型補助金には、実績・専門性が高い機関を選ぶことが重要です。
| 種類 | 特徴 | 費用感 | 向いている企業 |
|---|---|---|---|
| 大手経営コンサル会社 | 大型補助金の採択実績豊富、専門チームで対応 | 着手金10〜15万円+成功報酬10〜15% | 初めての申請、確実性重視 |
| 中小企業診断士事務所 | 事業計画書作成に精通、コストバランスが良い | 着手金5〜15万円+成功報酬7〜12% | コスト重視、地域密着希望 |
| 税理士・公認会計士事務所 | 財務書類・数値計画に強い | 着手金5〜10万円+成功報酬5〜10% | 財務面の信頼性向上 |
| 商工会議所・商工会 | 無料〜低廉、担当者の専門度にばらつきあり | 無料〜数万円 | 低コスト重視、但し大型補助金は注意 |
| 金融機関(銀行等) | 資金調達と一体対応が可能 | 原則無料(融資が前提の場合あり) | 金融機関確認書も同時取得したい |
成長加速化補助金向け:認定支援機関の選び方3つのポイント
成長加速化補助金は補助上限5億円という高水準の補助金です。同規模・類似補助金(事業再構築補助金の大型枠、省力化補助金等)での支援実績がある機関を選ぶことが採択への近道です。
ポイント1:補助金の実績件数と採択率を確認する
- 過去の採択実績を具体的に聞く:「補助金申請支援○○件、採択率○%」という数字で確認
- 補助額規模を確認:1億円以上の大型補助金の支援実績があるか
- 同業種の実績:自社と同じ業種での採択事例があるか
- 2次審査(プレゼン)のサポート経験:書類作成だけでなくプレゼン支援まで対応できるか
ポイント2:担当者の専門性と体制を確認する
「会社として認定支援機関である」と「担当者が補助金申請に精通している」は別物です。以下の点を面談時に確認してください。
- 担当者の資格:中小企業診断士・公認会計士・MBA等
- 専任担当者の有無:大型補助金では専任チームがいる機関が安心
- レスポンス速度:メール・電話への返答が迅速か(事前に確認)
- 事務局とのパイプ:事務局説明会や情報収集を積極的に行っているか
ポイント3:費用の透明性と契約内容を確認する
費用は着手金と成功報酬の組み合わせが一般的です。契約前に以下を明確にしてください。
| 確認項目 | チェックポイント |
|---|---|
| 着手金 | 相場:0〜15万円。着手金が高い≠良いコンサルではない |
| 成功報酬の計算基礎 | 「採択額」か「交付額(実際の入金額)」かを確認 |
| 成功報酬率 | 相場:7〜15%。補助額5億円では3,500〜7,500万円になる |
| 不採択時の返金条件 | 再申請サポートが含まれるか、着手金の返還条件 |
| 作業範囲 | 事業計画書作成のみか、交付申請・実績報告まで含むか |