金融機関確認書とは
金融機関確認書とは、成長加速化補助金の申請において加点項目となる書類で、申請企業の資金調達計画の妥当性を金融機関が確認・証明するものです。
補助金の補助対象経費(最低1億円〜)は後払いであるため、先に自己資金または借入で賄う必要があります。金融機関確認書は「この会社は1億円以上の資金を確実に調達できる」という客観的な証明となり、審査委員の「実現可能性」への疑念を払拭する最も効果的な書類です。
金融機関確認書の効果
任意提出の加点項目ですが、取得できる企業は必ず提出すべきです。採択率の差に直結する、最も重要な加点項目です。
確認書に記載される内容
金融機関確認書には、おおむね以下の内容が記載されます。
- 企業名・代表者名
- 申請する補助金名・投資計画の概要
- 必要な資金調達額
- 資金調達の方法(自己資金・融資・その他)と各金額
- 融資の可否・融資可能額(または融資検討中である旨)
- 金融機関担当者名・支店名・連絡先
- 発行日・金融機関印
対象となる金融機関
金融機関確認書の発行が認められる金融機関は、公募要領で指定されます。一般的に以下の金融機関が対象です。
確認書を発行できる金融機関
- 銀行(都市銀行・地方銀行・第二地方銀行):最も一般的。メインバンクが最優先
- 信用金庫・信用組合:地域密着型の企業に多く活用されている
- 日本政策金融公庫:中小企業向けの政策金融機関。特に設備投資への融資実績が豊富
- 商工中金(商工組合中央金庫):中小企業専門の金融機関
ノンバンク・消費者金融は対象外
ノンバンク・消費者金融・リース会社等は対象外です。必ず公募要領で最新の対象金融機関リストを確認してください。
どの金融機関に依頼すべきか
基本的にはメインバンク(主取引銀行)に最初に依頼することをおすすめします。理由は以下の通りです。
- 企業の財務状況・取引実績を最もよく知っている
- 長年の取引関係があるため、書類発行の協力を得やすい
- 融資相談も同時に進めやすい
メインバンクが対応困難な場合や関係が薄い場合は、日本政策金融公庫への相談も有効です。政策金融公庫は設備投資案件への融資に積極的であり、確認書発行の相談にも応じやすい傾向があります。
金融機関確認書の取得手順
確認書の取得には一定の時間がかかります。申請締切の少なくとも1ヶ月前には金融機関への相談を開始することが必須です。
取得の流れ(STEP別)
| STEP | 内容 | 目安期間 |
|---|---|---|
| STEP1 | 金融機関の担当者(支店長・融資担当)に相談・アポイント | 1〜3日 |
| STEP2 | 事業計画の概要・補助金の申請意思・必要資金額を説明 | 1〜2回の面談 |
| STEP3 | 金融機関による社内審査・融資検討 | 2〜4週間 |
| STEP4 | 確認書の発行(書式は公募要領の様式を使用) | 1〜3営業日 |
合計3〜5週間を想定
金融機関によっては社内決裁に時間がかかる場合があります。申請締切の5〜6週間前には相談を開始し、余裕を持って確認書を取得してください。